赤ちゃんの育ち方

0歳9ヶ月

一人遊びをすることが増えるようになります。

ハイハイで行けるところならどこへでも行って遊びます。ボールや人形などおもちゃを使うのはもちろん、リモコンなどつかめるものは何でも遊び道具にします。

どんなものを使って遊ぶかや、好きなもの・嫌いなものも赤ちゃん一人一人によって大きく違ってきます。

遊ぶときも、あちこち動けまわる元気いっぱいの子もいれば、あまり動かずにじっとしている大人しい赤ちゃんもいます。

それぞれの赤ちゃんの性格に合った遊び方がありますので、その子が楽しそうにしているのはどんな時か、何をしているのが好きなのかを理解して尊重してあげましょう。

また今までは、赤ちゃんにとって、視界に入るものは「存在している」ということがわかりますが、おもちゃや人などが移動して目の届かないところにいくと、「どこか別の場所にある」とは思わずに、「消えてなくなってしまった」と思っています。

赤ちゃんが、「いないいないばあ」で喜ぶのは、消えてなくなってしまった顔が急に現れるからです。「いないいない」で顔を書くした時、赤ちゃんはその人が「いなくなって消えてしまった」と思っています。

そして「ばあ！」で顔が現れると「いなくなった顔が出てきた！」と思い、喜んだり、面白がったり、楽しそうにするのです。

しかし10ヶ月を過ぎた頃から、ママやパパが視界から消えても、「消えてなくなってしまった」とは思わずに「どこか別の場所にいる」と理解できるようになってきます。

そのため、ぐずったり、泣きながら、部屋や家の中を移動して見つけようとします。これを「後追い」と呼びます。

後追いをするということは、赤ちゃんが順調に発達しているということでもあります。赤ちゃんのそばを離れるとすぐに、ぐずったり、泣いたりしても心配せずに、安心して今までどおり接しましょう。